4/18(月)訪問・支援リポート、阿蘇・南阿蘇、熊本北、木山

4/18(月)

久留米聖書教会:渡邉英治師からのリポートです。

1.阿蘇市、南阿蘇村への支援
4/18 の早朝9時過ぎに、阿蘇と南阿蘇に実家がある教会員の姉妹のご主人が物資を運ぶことを伺ったので、彼に託して支援物資を持って行ってもらいました。
内容は水、パンおかず、お菓子、缶詰、卓上コンロとボンベ、2500ワット発電機とガソリン、トイレットペーパーなど各種紙製品等でした。
出発しておよそ4時間で無事に着いたと連絡がありました。受け取られたパンをまるで赤ん坊を抱っこしているようにギューっと抱きしめている女性の写メールが送られてきました。
発電機のおかげで、二回目のM7.3の地震以来、はじめてテレビを観れたので喜んだそうです。また、子供さんがニュースを見て、熊本地震の被害状況に驚きを隠せなかったそうです。
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2.九州キリスト災害支援センターでの話し合い
油山シャロームチャペルで「九州キリスト災害支援センター」の話し合いが行われました。
はじめに参加者全員の自己紹介。そして渋滞で遅れて入ってこられた熊本ハーベストチャーチの中村師を待って現状報告と各種要請を伺う。
油山シャロームチャペルの横田師から今後の展開と協力についての提案がなされた。
博多キリスト教会の佐味師からは、早速にグレースシティチャーチ東京の福田先生がスタッフといっしょに来て、車と共に支援物資を届けてくださることを発表してくださった。
JEA、飢餓対策機構、フードバンク等々、日頃お目にかかる機会のない方々と九州地区の教派を超えた牧師達との、実のある有意義な話し合いとなった。各分野の様々な意見が交換され、幾つもの具体的な支援についての意見がまとめられた。
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3.訪問
<訪問者>
久留米聖書教会:渡邉英治
KGK九州地区主事:松尾謙
<訪問先>
熊本北聖書キリスト教会
単立木山キリスト教会(益城町)
益城町健康記念センター(避難所)

<リポート>
●熊本北聖書キリスト教会へ
久留米を4時半頃出発して高速にのる。植木インター手前2キロが渋滞になり、30分のロスタイム。植木を降り裏道へ。思いのほかスムーズに運転できたので、熊本北聖書キリスト教会には6時前に到着。支援物資のオニギリやパン、おかず、卵や果物、水や紙製品、カセットコンロとガスボンベ、おやつ等を降ろして益城の木山キリスト教会に向かう。
途中、この日は珍しくセブンイレブンが営業してたのと、人が並んでいたので立ち寄る。そこで写真を撮り、少し地域の状況と話を聞く。店内は天井から落ちた照明のガラス片が散らばって奥には入れないため、入場制限と個数制限をしている。近所のドラッグストアのチラシが止められていなかったので、朝商品が来ると思って大勢早くから並んだのに店が開かなかった。市役所の機能不全。情報が回っていない。
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●木山キリスト教会へ
木山キリスト教会到着時は日も下がり辺りの景色は詳しく見えませんでしたが、ブロック塀が倒れ、道が波打ち、家々の灯りは無く赤色灯だけが不気味に点滅している。川沿いの道を進むにつれ波打つ道路は無情にも裂け、100メートルほど先に教会が見えるのに車ではこれ以上通れません。対岸に回り橋を渡ると警察の方が通行止めと迂回の指示を出していましたが、教会に物資を届けに来たと伝えると快く通してくれた。
ちょうどシンガポールからのチームが数名到着し、熊本ハーベスト教会に集まって来ていた支援物資を教会の近所に各自配って教会に帰って来ていた。
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●城町健康記念センター
その後、木山キリスト教会の小田牧師にお会いし、被災された教会員の方と共に、配給されたウレタンマット十数枚を持って、益城の福祉センターに行きました。建物の軒先に毛布にくるまっている大勢の人がおられ、玄関の中に入っても足の踏み場がないほどでした。まさにテレビ中継され混沌とした景色がそこにありました。
「1枚ください。」訴えるように囁き願う彼らの瞳と声は、貰いたい切望する気持ちよりも、貰えないだろうという諦めに近い悲痛さを表しておられる気がしました。貰った方達は周りを気遣うように、喜んではいけないような、「ごめんなさい。」という素振りでしたが、とても喜んでおられたのは十分伝わって気ました。物が十分無いので、お年寄りで体の不自由な方を見つけて優先して配りましたが、コンクリートの上で、屋外に寝ている人にも渡したかったです。

植木インターから高速に乗り、22:30過ぎに久留米に到着。

19日訪問リポートへ続く


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