新型コロナウイルス感染対策窓口からのお知らせ 第8信

2020年8月1日 新型コロナウイルス感染対策窓口

「いと高き方の隠れ場に住む者、その人は全能者の陰に宿る。私は主に申し上げよう。『私の避け所 
私の砦 私が信頼する私の神』と。」 (詩篇91篇1-2節)

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。東京では460人代(7月31日)を数え、三大都市圏のみならず全国的な増加傾向にあります。前回お知らせしたアンケート調査によれば6月の時点で8割以上の教会が会堂に集まっての礼拝を再開していますが、今後見直しを検討している教会もあると思われます。他方、私たちは新型コロナウイルス感染の危険を受け入れつつ、教会に集まって礼拝をささげていく覚悟も求められているように思います。今号ではそのような視点からの吉田先生からのアドバイスをお届けします。
梅雨も明けて気温が上がり、窓を開けて換気をすることが難しい状況も出てきます。そこで、建物の換気についての情報について松村先生まとめてくださったものをお届けしますので、各教会で役立ててくだされば幸いです。
全国のJECA諸教会、主を恐れる全ての教会の上に、主の守りと導きがあるよう、引き続き祈って参りましょう。
新型コロナ感染対応窓口 菅 原 豊

【換気のススメ】
<教会でのクラスター発生>
 7月26日のキリスト新聞にて、キリスト教会でのクラスター発生が報道されました。集会参加者20名のうち15名が感染という極めて大規模のクラスターで、保健所からは「換気が充分にされていなかった」という指摘を受けたとのことです(http://www.kirishin.com/2020/07/27/44374/)。

<感染防止対策の具体案と換気>
 感染防止対策として3密、密閉・密集・密接を避けるようにとの注意喚起がなされてきました。新型コロナ感染対策窓口では、これまでも感染対策としていくつかのお勧めをしてきましたが、まとめて言うと次の5つです。
 ・手洗い
 ・消毒
 ・マスク
 ・ディスタンス
 ・換気
 このうち、換気について、情報提供をいたします。

<換気の今>
 2007年7月の建築基準法の改正によって、建物全体を考えた計画的な換気が必須になりました。主に、シックハウス対策のための規制です。従来の住宅は自然換気回数が1時間あたり約4回であったものが、最近の高気密・高断熱住宅では1時間あたり約0.3回と言われています。リフォームした建物に法規制は当てはまらないため、新しい建築ではない教会堂でリフォームした場合などは特に換気が悪いケースがあろうと思われます。
 「環境省」では、新型コロナウイルス等感染症拡大リスク低減のために換気・空調設備の補助金制度を6月12日から7月10日まで行っていました。
 換気が感染防止対策に効果ある一つとして、各教会でチェックをしてみる必要があるのではないでしょうか?

<換気の必要>
 どのくらいの換気が必要なのか、わかりにくいのですが、例えば、通常50名で礼拝を守っている会堂では1人あたりの必要換気量は20㎥、建築基準法の基準での必要換気量は、一時間あたり1,000㎥です。会堂が約72㎡(約40畳相当)天井の高さが3.6m(二間)だとしすれば、一時間に3.85回入れ替えが必要な計算です。これが半分の25人にした場合は、半分の量500㎥なります。窓を開けただけで間に合う量ではないでしょうし、冷暖房で締め切りにするような場合には換気の必要はもっと大きくなります。
 換気の情報については、「三菱電機」のホームページに換気や空調・衛生に関する詳細な情報がありますので、一読されることをお勧めします。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/air/guide/support/knowledge/index.html(「換気扇・送風機の基礎知識」で検索)

<換気の実際>
 換気の必要はわかっても、実際の設備を整えるのは簡単ではないかもしれません。また、窓の開放は冷暖房が必要な夏冬には非効率になるでしょう。しかし、感染防止のための配慮をしながら礼拝を続けるために、窓やドアの開放、換気扇の常時稼働、増設など、対策を取るのが望ましいでしょう。
 効果的な換気の方法は、ダイキンのホームページにありますので、これも確認することをお勧めします。
https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/ (「ダイキン 上手な換気」で検索)

(文責:松村 識)

【昨今の感染拡大について】

 首都圏における感染拡大が全国に拡がる様相を呈しています。

 今回の感染拡大について、様々な人たちが様々な意見を述べています。しかしそれらはいずれも推論の域を出ないものであり、私もそれ以上のことは何も分かりませんので、ここでは昨今の感染拡大の意味については考察しません。

 ただ、教会的視点に立って、諸教会が主体的に判断するための助けとなるような情報をできる限りまとめたいと思います。

1 現状認識について

 これまでは、「教会内に感染者が出るようなことが決してないように!」という考え方であったように思います。ですからある時点では、そのためには会堂に集まることを止めるしかないと考える教会もあったのではないでしょうか。

 たしかに6月までの状況では、教会員あるいはその関係者に感染者が出る可能性は極めて低かったので、「教会内に感染者が出るようなことが決してないように!」と考えたかもしれません。

 しかしもはやそのような考え方は成り立たなくなっていると思います。むしろ、教会員もしくは関係者に感染者が出ることを現実的なこととして想定し、その備えをしなければならない段階に入っていると認識すべきです。

 現実に、私たちの教会において、ある教会員の職場で感染者が出ました。幸い、その教会員は「濃厚接触者」には該当せず、その職場における二次感染もありませんでした。しかし、その教会員が「濃厚接触者」となったり、「感染者」となる可能性も十分ありました。それくらい、市中感染は拡がっていると認識すべきです。

なお、以前の通信では公表された陽性者数を元に都道府県別のリスク評価指標を提示していましたが、現状ではリスク評価が低いから人が集まっても大丈夫という保証にはなりませんので、この指標は提示しません。

2 感染(疑い)者が出たらどうするか

 教会員、あるいはその関係者に感染者あるいはその疑いのある「濃厚接触者」が出たという情報が教会に入ってきた時、最も大切な原則は、「情報を開示する」ということです。牧師あるいは役員会等は、そういう情報が入ってくると、教会員を混乱させたくないから、あるいはプライバシーを守るためにという理由で、できる限り情報を押さえ込もうとする傾向があります。しかし、これが一番やってはいけないことなのです。教会員の混乱を無くし、不安を静めるために一番良い方法は、情報を開示することです。教会において当事者の名前を伏したとしても、必ずどこかから漏れます。口頭で、本名を隠さずに教会員全体に伝えるべきです。

ただし、文章に記載されると思わぬところに波及する恐れがあるので、文章では「Aさん」というような仮名にした方がいいでしょう。また、その人に感染させた人が特定されるような情報は、「プライバシーに関わることなのでお伝えしません」と明確にすべきです。

教会員に伝えるべき情報は、感染が明らかとなった人の名前、症状の有無、発見に至る経過(プライバシーに配慮しつつ)、教会員との接触の状況などです。

このような情報を開示できるために、大切なことが二つあります。第一に、牧師並びに役員会等への信頼感があること。これはコロナ感染以前の問題ですので、ここでは触れません。第二に、教会全体にコロナ感染への偏見や差別が無いことです。

 残念ながら、社会一般には、コロナ感染に対する偏見・差別が少なからずあります。教会として、こうした偏見・差別を積極的に取り除く努力を平素からしておく必要があります。

・コロナに感染することが罪なのではないし、感染した人が悪いわけでもない

・身近に感染者がいたというだけで、あたかも感染しているかのような目で見てはいけない

・感染から回復した人を避けるようなことをしてはいけない

・感染した人がどんなに辛い思いをしているかということに心を傾けるべき

 こうした教育は、感染者やその疑いが出てからでは手遅れとなる危険性があります。まだ感染が現実となっていない今のうちに、こうしたことに関心を持ち、教会の中で共有を図るようにしてください。

 これまで感染者が出ていなかった岩手県では、知事が以前からこのようなコメントを出していました。「県は感染ゼロを目標としているものではありません。県としては第1号の陽性者を咎めません。むしろ優しくケアしていきますよ。」果たして、7月29日になって初の陽性者が発表されましたが、知事は記者会見で感染者を批判することがないように求めたとのことです。正にこのような姿勢が教会に求められているのではないでしょうか。

3 現実に感染者が出た場合の衛生対策について

 教会内における二次感染の恐れがあるような状況であれば、おそらくその地域の保健所から連絡があると思います。その場合は、保健所の指導に従ってください。

 保健所から連絡が無い場合、特に都市部の保健所では手が回っていないということもあるでしょうから、念のためこちらから連絡をして、対応について相談してみてください。

 保健所からの指導が特に無い場合は、次の3点について本人に確認してください。

  • 礼拝中どこに座っていたか
  • 誰とお話ししたか(マスクをしていたかどうかを確認してください)
  • トイレを使ったか(どのトイレかを特定してください)

 会堂全体を消毒する必要はありません。本人が座っていた椅子、行動した経路にある手すりとドアノブをアルコール除菌する程度で結構です。本人が使ったトイレについては、便器、床、水洗の取っ手、ドアノブをアルコール除菌してください。

日頃から感染防止対策がしっかり行われているのであれば、教会内に感染者が出たからといって、慌てて礼拝を休止する必要はありません。感染防止対策は、次の3つに要約されます。

  • 来会者全員の手洗いの徹底
  • トイレ掃除の徹底
  • マスクを外しておしゃべりをするような機会が無いこと

この3つが本当に出来ているかどうかを、この機会にもう一度確認してください。

 なお、会堂の環境として特に換気が悪いような場合には、本通信で松村先生から提供された情報も参考にしてください。

 感染者やその疑いが出た場合などは、遠慮なくご相談ください。メールでご一報いただけると助かります。(kjysd19741215@ezweb.ne.jp

(文責 吉田浩二)

新型コロナウイルス感染対策窓口からのお知らせ第7信


                   2020年7月11日 新型コロナウイルス感染対策窓口

「こういうわけで私も、主イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対する愛を聞いているので、祈るときには、あなたがたのことを思い、絶えず感謝しています。」
エペソ人への手紙1章15-16節
新型コロナウイルスの感染が広がり、私たちの教会では3月26日と4月5日の礼拝をインターネットを用いた礼拝とすることに決めました。しかし、口には出さないものの、会堂に集わない礼拝は礼拝とは言えないのではないかと考えられた方がいると思います。また、2週間我慢すれば会堂での礼拝が叶うと考えられた方もいたと思います。緊急事態宣言が解除されたならば、東京アラートが解除されたならば、会堂での礼拝が叶うと願っている方にとっては、インターネットでの礼拝が続くことに不満や苛立ちを覚えることもあるかと思います。実際、インターネットを利用できる環境にない方もいます。しかしその一方で、感染するとそれに伴い命の危険にさらされる高齢者や持病のある方も教会にはいます。感染予防のために、リモートで仕事をされている方々もいます。
コリント人への手紙第一の8章には、偶像に献げた肉を食べることについて、見解の相違が存在していましたが、このことで教会が二分してはならず、新型コロナウイルスについて、様々な見解や対応が存在するとしても、自分と異なる見解を持つ者を非難してはならないことを思います。
どうして新型コロナウイルスが発生し、いつ収束するかはわかりませんが、収束を神様に切実に祈るため、また、違う見解を持つ者をも愛するため、そしてこの状況の中でも未信者の方々に福音が届けられるための方法を考え実践するため、有益な期間となるように祈ります。
新型コロナ感染対応窓口 清野桂司

2020年九州豪雨災害支援についての情報

JECA全国運営委員会災害対応担当菅原豊

 主の御名を賛美します。この度の九州方面の豪雨災害について、心を痛め、祈りの覚えておられることと思います。現時
点ではJECA関係の教会、信徒の方々への直接の被害は判明していませんが、被災地への支援や援助について以下のように、情報を提供させていただきます。ぜひ、覚えてお祈りください。
 この度の九州豪雨災害について、九州キリスト災害センター(九キ災)が取り組む支援活動を開始しています。これについて先日発足したばかりのキリスト全国災害ネット(全キ災JECAも加盟)を通して、全国の加盟教会に情報を提供させていただくことになりました。ミーティングに参加した荒平大輔師(宮崎北聖書キリスト教会牧師九キ災宮崎支部長)を通していかのように報告いたします。

※今回は熊本県の人吉市を中心とした九州南部豪雨災害支援について話し合われました(九キ災熊本ベースが対応拠点です。)福岡や佐賀、大分等に関しては、これから情報収集するということです。

1 献金について
可能なら各団体でまとめて九キ災へ送金してくれると助かるとのこと。ただ、スピード感ということで教会から直接送っていただいてももちろん構わないということでした。・ゆうちょ銀行
振込口座:記号17420番号81598531
振替口座:01720-5-169579
・三菱UFJ銀行/福岡支店(普)【店番】652【口座番号】2613361

2 ボランティアに関して
 九キ災としては被災地にウィルスを持ち込まないということを最優先に考えている。基本的には熊本県内でボランティアを募る。最大でも九州内か。原則日帰り。宿泊は斡旋しない。ただし現地からの要請があり、またそれなりの経験や能力を持った長期スタッフについては考慮する。九キ災には2、3名のスタッフしかいないので、働き手は必要である。

3 今後の情報について
Facebook等で随時報告していく。

4 その他
・OBJ:次亜塩素酸水の生成機があるので、現地に送る予定。・ハンガーゼロ(?):水やパン缶を熊本ベースに発送到着。
※今回の災害の特徴(困難)について1広域である
2教会が被災している(6教会、信徒宅も多数)3地方の問題がある(高齢、過疎)4コロナ禍での最初の災害

以上

新型コロナウイルス感染対策窓口第4信

2020.5.9
新型コロナウイルス感染対策窓口
代表 白金キリスト教会牧師 菅原豊

 「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。」(1ヨハネ4:18)
 新型コロナウイルスの感染の拡大と緊急事態宣言の延長によって人々の中にある「恐れ」は、感染者へのバッシング。この時代、不確かな情報がメディアやネット上で飛び交います。私たちに与えられているキリストの愛こそが、ただ一つの道であることを告白しつつ、主の御名にふさわしい礼拝者として、キリストのからだにふさわしい教会の営みを続けたいと願っています。

1. 第二回アンケート結果(訂正版):集計に誤りがありましたのでお詫びします。改めてここに訂正版を配布します。

2. 讃美歌の利用に関する著作権情報:福音讃美歌協会理事 菅生キリスト教会牧師 中山信児師

3. 新改訳聖書の利用に関する著作権情報:新日本聖書刊行会ホームページ
こちらをご覧ください(http://www.seisho.or.jp/s2017/quotation-policy/) 新型コロナウイルス感染対策窓口から第4信をお届けします。
 今回は次の3つの情報をお届けします。特にネット配信やWeb等を利用して礼拝をなさっている教会が多くありますが、讃美歌の利用に関わる著作権上のトラブルが散見されます。各教会の対応にお役立てください。

以上

問い合わせ先
・新型コロナウイルス感染対策窓口
代表:菅原豊(全国運営委員 西日本地区白金キリスト教会牧師)
covid19@jeca.jp