新型コロナウイルス感染対策窓口からのお知らせ 第10信

新型コロナウイルス感染対策窓口からのお知らせ第10信

2020年11月20日

「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。」 (ルカ2章10節)

まもなく 2020 年のクリスマス、そして、年末年始を迎えようとしています。クリスマスは、私たち、 キリスト者にとって、教会にとって、福音を伝え、証しする最大の機会です。しかし、新型コロナウイル スのパンデミック(感染症の世界的大流行)がまだ収束の兆しを見せぬまま、感染拡大の様相を呈してい ます。

パンデミックとは、世界中の人々に例外なく影響が及ぶ深刻な感染症の大流行のことです。パンデミッ クとは、ギリシャ語のパン(全体の)とデモス(民衆、人々)に由来することばで、「全ての人々」という 意味です。(つまり。パンデミックということばそのものには「感染症」という意味はありません)正に今、 新型コロナウイルスの影響は世界中の国々に及び、全人類が同じ苦難、試練を味わっています。このコロ ナウイルスのパンデミックの中にある 2020 年のクリスマス、改めて、御使いが伝えた「この民全体に与 えられる、大きな喜び」ということばに注目したいのです。救い主の誕生~クリスマスはこの民全体~全 人類にとっての大いなる喜びの知らせなのだということです。世界中を闇が覆っているかに見えるこの時 こそ、全人類への大いなる喜びの知らせである、主イエス・キリストの誕生の意味と意義を、私たちは証 し、伝えていきたいものです。

クリスマスを前に急速に感染拡大が続く状況にあることを覚え、新型コロナウイルス感染対策窓口では、 改めて、感染拡大に向けた提言をまとめさせていただきました。提言の内容は、これまで発信してきたこ とと基本的に変わりはありませんが、各教会の置かれている状況に応じて参考にしていただき、各教会の 取り組みに活かしていただければ幸いです。

JECA 諸教会の礼拝と宣教の働きが止められることがないように、互いに、励まし合い、祈り合ってい きたいと思います。

全国における感染拡大に伴う再確認

全国的に新型コロナウイルス感染が深刻な状況になっています。自治体によっては、「外出 自粛要請」が再び発令されることもあるかもしれませんが、たとえそうなったとしても、必 ずしも会堂での礼拝を休止するには及ばないと思います。むしろ、しっかりとした感染防止 対策を行うことにより、たとえ感染者が礼拝に出席していたとしてもクラスターを起こさな いということが、地域に対する良い証になるのではないでしょうか。そのために必要なこと について、改めて以下のことを確認したいと思います。

1 感染リスクのある方は、積極的にお休みしていただく(フィルタリングの徹底)

1 体調の優れない方は、「これはコロナだろうか、それとも違うだろうか」と悩まずに、ま ずはお休みしてください。

2 身近に感染者がいて心配な方は、保健所またはその地域の相談窓口に相談してください。 PCR 検査が必要と判断された方は、無料で検査を受けることが出来ます。対象にならなか った人は、とりあえずリスクはそこまで高くないということですが、念のため1~2週間、 礼拝をお休みしてください。その間に、最初に疑いのあった人の PCR 検査の結果が判明し て、状況はより明らかになるでしょう。

3 その他、不安な方は、無理せずにお休みください。そうすることで、結果的に礼拝出席者 は少なくなるかもしれません。

2 衛生対策を徹底してください。

最近テレビである専門家が、飲食における感染事例を研究した結果、マスクを外した状態 で大声を出したり笑ったりすることが感染の原因となっていたことを明らかにし、これを「エ ラーを犯した」と表現していました。言い得て妙であると思います。教会でも、お茶を飲ん だり、食事をする機会も皆無ではないと思いますので、そのような際にはエラーを犯さない ように、細心の注意をしてください。

これから寒くなっていきますので、換気のことで悩んでいる教会も少なくないと思います。 メディアも換気の必要を過度に煽る傾向があります。しかし、無理をして窓や戸を開け放つ ことにより、寒さのために体調を崩してしまうことの方が心配です。換気はあくまでも寒く ならない程度にしてください。

むしろ感染リスクを高めるのは乾燥です。加湿器などを使って、湿度を上げるようにして ください。

3 飲食を伴うクリスマス会は控えた方がいいでしょう。

私たちの教会では、10月の段階では、今年のクリスマスは少人数に分けて祝会を行う予 定にしていました。しかしこの事態を受けて、残念ですが、飲食を伴うクリスマス会は中止 することにしました。皆さんも、飲食は控えた上で、今出来る何らかの方法を工夫して、今 年のクリスマスをお迎えください。

4 感染者が出たときにも、冷静な対応を。

すでにいくつかの教会から、礼拝に出席していた人が感染していた(あるいは濃厚接触者 で感染の疑いがある)という相談がありました。そのような教会に対して、私は以下のこと を助言しました。
1 感染者(疑いを含め)に関する情報を教会全体にしっかり開示してください。本名を隠す

と、返って混乱を広げることになります。情報を開示することの大切さを本人にきちんと 説明して、本人の了解を得た上で、できる限りの情報を開示してください。そして、感染 者を責めるようなことは決してせずに、感染者やその家族のために祈るようにしてくださ い。

2 その人から感染したのではないかと心配な人は、保健所またはその地域の相談窓口に相談 してください。「濃厚接触者」と判断されれば、無料で PCR 検査を受けることが出来ます。 PCR 検査の対象にならなかった場合は、それほどリスクは高くないということですから、 念のため1~2週、礼拝をお休みして様子を見るだけで大丈夫です。

3 感染者が一人いたというだけなら、会堂全体の消毒は必要ありません。たとえ微量のウイ ルス粒子が存在したとしても死滅するように、出来るだけ時間を空けて、金曜日または土 曜日に、通常の掃除をしてください。ただし、トイレだけはしっかりと掃除するようにし てください。アルコール消毒をするとすれば、ドアノブと手すり程度で十分です。

4 ただし、最初の感染者から他の人に感染した恐れがある場合は、一旦会堂での礼拝を休止 することもやむを得ないでしょう。保健所に相談してしっかりとしたクラスター対策を行 い、原因を究明した上で、それを諸教会に情報提供してください。

以上のことをしっかりやっていれば、たとえ感染者が今後更に増えたとしても、礼拝を継 続することは可能だと思います。判断にお困りの点がありましたら、遠慮なくご相談くださ い。

すべての教会がコロナ禍から守られ、地域において世の光として輝きますように、お祈り しています。

(文責 吉田浩二)