新型コロナウイルス感染対策窓口からのお知らせ第6信

                           新型コロナウイルス感染対策窓口
白金キリスト教会 牧師菅 原 豊

 「パウロは、まる二年間、自費で借りた家に住み、訪ねて来る人たちをみな迎えて、少しもはばかることなく、また妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。(使徒28章30,31節)
 6月に入り、集まっての礼拝を再開した教会も多いことが、前回のアンケートから伺えます。しかしながら、通常の活動に戻ることの困難さを痛感しているのではないでしょうか。
これから、教会に委ねられた働きをどのように実行していくのかを探りながらも、今後予想される第二波への備えを考えなければなりません。また、教会財政への影響が具体化するのはこれからではないかと思われます。
 新型コロナ感染対策窓口では、全国宣教支援基金委員会、全国宣教協力委員会と共同で、アンケートを実施しています。6月末が締め切りとなっています。このデータを用いて、今後の新型コロナウイルス感染対策を検討することになりますので、ぜひご協力をお願いいたします。
 使徒パウロは投獄や軟禁を何度も経験し、特に第三次宣教旅行から帰ってからは、投獄の連続でした。自分自身は身動きが取れない状況のなかでパウロは何を考えたのでしょうか。使徒の働きの終結部分には「少しもはばかることなく、妨げられることなく」と書かれています。パウロは、物理的な不自由さ(軟禁や拘禁)によって、神の国の宣教が妨げられるとは考えていなかったことがわかります。彼はどのような状況にあっても神の国を宣べ伝えることができることを確信していました。私たちも新型コロナウイルスの影響によって多くの困難や不自由を余儀なくされていますが、改めて、パウロの福音宣教についての理解や姿勢から学ぶことが多いのではないでしょうか。
 今回の第6信では主に、対策窓口のメンバーである吉田浩二先生から、第二波への備えというテーマで情報を発信していただきます。合わせて、吉田先生が寄稿してくださった文書を送付します。そちらにはより詳しく書かれていますのでぜひ、お読みください。

【アンケートへのご協力をお願いいたします。】
昨今の状況の変化を受けまして、各教会の新型コロナウイルスへの対応について、第3回目のアンケートを、全国宣教支援基金委員会・全国宣教協力委員会・新型コロナウイルス感染対策窓口の合同アンケートとして、お願いし、各教会の経済的状況についての質問もさせていただいております。まだ、ご回答いただいていない教会は、ぜひ、回答をお寄せください。アンケートへの返答は、下記のアンケートURLのフォームに直接お答えいただくか、
もしくは上作延キリスト教会・野村卓一先生までメール・FAX・郵送でご返答ください。
(集計の関係で、できる限りアンケートURLからのウェブ回答をお願いいたします。)
締め切りは、今月末6/30(火)とさせていただきます。
〇アンケートURL
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScuMx2jHM6peYntP3Yo5vDPq9Nky_POPOgWHwdlphTkMyYfxA/viewform?usp=sf_link
〇メール・FAX・郵送
上作延キリスト教会 野村卓一先生
〒213-0034
神奈川県川崎市高津区上作延906
TEL/FAX 044-866-6950
メール: kamisaku@cj9.so-net.ne.jp

【第二波に備えましょう】
 現在は感染が一山を越え、小康状態を得ていますが、今後再び第二波が襲ってくることは十分に予想されます。そこで、第二波に備えるために、次のことをお勧めいたします。

1 学習する
 今回はあまり情報がなかったので会堂での礼拝を休止した教会も、十分な情報があれば、第二波が来たとしても、しっかりした感染防止対策を施した上で礼拝を継続することができると思います。そのためには、まず教職の皆さんを始め、各教会でも新型コロナウイルス感染について学習をしてくださるように、お願いいたします。別添の寄稿文も参考にしていただければ幸いです。

2 感染防止対策を整える
 次の項目について、それぞれの教会の状況を確認し、改善できることは今のうちに改善してください。
①会堂に来た人が、まず手を洗うことができるように。
・洗面所への導線が分かりやすいように、表示などを工夫してください。初めて来た人でも、戸惑いや遠慮なく洗面所に行けるような工夫をしてください。
・ペーパータオルを用意してください。
・通常の蛇口だと、蛇口を締める時に再びウイルスが手に付いてしまう恐れがあります。できれば手の甲で開けることのできるレバー式の蛇口にしてください。
☆手指消毒用のアルコール剤がなかなか手に入りにくいようですが、手洗いがしっかりされていれば、必ずしも手指消毒にこだわる必要はありません。
②トイレの掃除を徹底してください
・最近の報道によると、いくつかのクラスターではトイレで感染した可能性が高いことが指摘されています。教会において、最も感染のリスクが高いのはトイレかもしれません。
・改めてトイレの掃除を徹底してください。便器と床を小まめに拭いてください。水を流す取っ手も除菌シートでしっかり拭いてください。
③複数の人が触る機器に注意してください
・音響機器やプロジェクターの操作を複数の人が入れ替わり行う場合、操作の前後に手洗いをしっかりするとか、機器の近くにアルコール消毒剤を置くなど、それぞれの教会の状況に応じて工夫してください。
④会堂の消毒について
・会堂全体を消毒する必要はありません。常識的なレベルで、しっかり掃除をすれば大丈夫です。
・多くの人が触れるドアノブや手すりだけは、消毒用アルコールがあればそれを噴霧してきれいに拭き取るようにしてください。
⑤会堂の空気環境について
・通常の空気清浄機があったとしても、換気はした方がいいと思います。エアコンは室内の空気を取り入れて熱を奪うシステムですから、エアコンを使っていても、換気は必要です。
・マスクをして普通の声で賛美することに、問題はありません。念のために、起立はせずに歌う方がいいかもしれません。むしろ、声を張り上げることを避けるために、奏楽者が可能であれば、キーを下げて歌うことは効果的だと思います。
⑥聖餐式について
・一つのコップで回し飲みをすることは避けた方がいいと思いますが、それ以外のやり方で、パンや杯を介して新型コロナウイルスが感染するような状況は考えられません。
・心配なら、司式者が手袋をするなどすれば、聖餐式を行うことに問題はありません。
⑦マスクを備蓄する
・一般的には、かなりマスクは出回るようになってきましたので、マスクが手に入らなくて困っている人はあまりいないかと思いますが、ついうっかりマスクを忘れてきた人が「マスクが無いので入り辛い」ということにならないように、教会として、マスクを備蓄しておいた方がいいと思います。「必要な方はお使いください」とマスクが置いてあると、さりげなく思いやりを伝えることにもなります。

3 インフルエンザのワクチンを受ける
 今秋は皆さんにインフルエンザのワクチンを受けることをお勧めします。理由は二つあります。第一に、インフルエンザと新型コロナウイルスは紛らわしいということです。特に牧師や牧師家族がインフルエンザに罹患してしまうと、コロナとの兼ね合いで対応に苦慮することが予想されます。
もう一つの理由は、インフルエンザワクチンを受けることによって新型コロナウイルスにも感染しにくくなる可能性があるからです。インフルエンザのワクチンを打つと、体内で免疫機能が高まります。産生される抗体はインフルエンザウイルスに対するものですが、その特定の抗体だけでなく、その他の異物に対する免疫反応もよく働くようになるのです。これを「交叉免疫」と言います。「インフルエンザワクチンがコロナにも効く」と誤解されないようにして欲しいのですが、交叉免疫による多少の効果は期待できると思います。
(文責 吉田浩二)